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北欧の旅 #4

アアルト自邸。

 

ヘルシンキの郊外、閑静な住宅街(ガイドさん曰く高級住宅地だそう)にある、 

北欧デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトの自宅兼仕事場だったところです。

1936年の設計ですので、ざっと80年ほど前の建物。

アアルトが奥さんと約40年過ごした場所です。

今見てもぜんぜん色褪せないデザインだということがわかります。

どことなしか、弊社のエントランスのファサードに似た感じがします。

狙ったのか、たまたまかは。。。わからない。

 

今回、団体予約でお願いしましたのでこの自邸と、あとで紹介するスタジオの

見学を貸切でフィンランド人ガイドのハンナさんの日本語解説付きでゆったり

見ることができました。




裏庭から光が降り注ぐリビングルーム。アルヴァ・アアルトと奥さんであるアイノ・アアルトがデザインした家具や照明が置かれています。

テーブルの上には、アアルトベースも。余談ですが、先日京都の東急ハンズにあるMomaショップでアアルトベースを見かけたら、なかなかのお値段でした。。。

 

ピアノの奥のフロアは事務所スペースですが、リビングルームとはスキップフロアで、ゆるやかに部屋が仕切られています。

必要に応じて、木製の引き戸で閉めることも可能なようです。しかし、この引戸がかなりデカイです。スムーズとはいかないかも。。。

 

コンパクトながらも暖炉を囲んで団らん、時にはピアノの演奏も。。。と、当時の生活の様子を想像すると、こんな部屋が欲しくなります。

誰か、我が家を設計しておくれ。。。


先ほどのリビングルームの横の仕事場。奥にも隠れ家のような書斎がありました。このように扉ではなく、段差でゆるやかにつなぐ間取り、憧れです。

右上の写真のこういう囲まれた空間、落ち着きますよね。竹野内豊の某ハウスメーカーのCMではないですが、狭いところが好き。

高い天井もいいですが、やっぱり囲まれていたい。みなさんも、トイレ、落ち着きますよね。それです。

 

2階はホールの団らんスペースを中心にベッドルームとゲストルーム、バスルームがあります。コンパクトながらもシンプルで機能的にまとめられています。

部屋の中を貫くタテ樋も造付け家具をアールにデザインしてよけているのがにくい。



最後に、受付横のショップで各自思い々のグッズを購入して、アアルトの自邸をあとにしました。

このあと、近くの海沿いのカフェで昼食をとったあと、スタジオへ向かいます。

 

次回、スタジオ編へ続きます。